株主の皆様におかれましては、平素より格別のご理解ご支援を賜り、誠にありがとうございます。
2023年12月期第2四半期累計期間における連結業績は、売上高が4,690百万円、経常利益が4百万円、親会社株主に帰属する四半期当期純利益が48百万円となりました。
2023年度上期は、新型コロナウイルスの状況は回復の兆しが見えてきましたが、物価の上昇、ウクライナ情勢等の影響のため、依然としてセールスプロモーション市場も市況が変化しており、大変厳しい環境となっております。
上期は、昨年受託した飲料やファッション業界の大口案件が期初より見込めない状態でスタートし、厳しい立ち上がりを見込んでおりましたが、そのなかでオンラインサービスのBPO(業務の外部委託)である情報・通信業界が伸長しました。
中期経営計画でも発表しましたとおり、広告市場(特にセールスプロモーション市場)、BPO市場、物販市場の3市場をターゲットにし、特に2023年度上期は、BPO事業は期初から数値を見込むことができ、安定基盤を作ることができました。そしてチャレンジとしてリテール(流通・小売)での販促、PMD(プロモーション物販)の進捗に注力しました。その結果、BPO事業に関しては、セールスプロモーションの予算制限が厳しい中、クライアントの人員不足に対応する業務効率化の需要増加により、計画通りに伸長しております。
また、先行投資分野であるリテールでのPMDについては、大手コンビニでのIP(コンテンツライセンス)パートナーとなるべく進めており、通期ベースで大きく進捗する見込みとなっております。引き続き、「IP(起点)×デジタル(接点)×リアル(体験)」の仕組み化で、クライアントの課題に最適な提案を行い、長期パートナー化を目指します。
またSDGs観点でのブランディング施策やクライアントの廃材を使ったノベルティなど、マテリアリティ(重要課題)に掲げた「おどろきと笑顔の循環型マーケティング」「循環型プロダクトの創出」の施策も少しずつではありますが、クライアント、サプライヤーと共に実績ができつつあります。さらに「パートナシップで新しい価値を創り続ける」の一環として、サプライヤーとCDGパートナーズミーティングを実施し、「お取引先行動指針」についてお伝えし、双方にて議論する場を設け、さらに強固な関係構築を進めております。
2023年度は、今までの受託型ビジネスと見込み型ビジネスを組み合わせた基盤作りへの構造変革の年と設定し、全社を上げて邁進しております。またクライアントの海外でのプロモーション支援業務である、海外出店時や拡大時に配布するノベルティやPOP資材の一括サポートなどを各社より相談や依頼いただき、今後さらに拡がっていく見込みとなっており、海外での需要に対してもチャレンジをしてまいります。
国内での基盤とさらに海外市場を見据えた動きに注力し、継続して構造改革と数値達成を目指してまいります。
来年は50周年を迎え、CDGとして大きな節目の年となります。たくさんのクライアント、サプライヤー、株主の皆様、その他ステークホルダーの皆様に支えられ半世紀を迎えることができました。誠に有難うございます。引き続き、ミッションである「マーケティングの力で社会に歓びとおどろきをプラスし、笑顔を届ける」を達成するため、社員一丸となって社会に貢献できるよう邁進してまいります。
株主の皆様におかれましては、今後も一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。